テレビ画面に映った杉内由美子本部長の年頭訓示に耳を傾ける職員(県警提供)

 佐賀県警本部で5日、杉内由美子本部長が年頭訓示を行った。新型コロナウイルス感染を予防するため、例年は幹部ら約250人が会議室に集まるが、今年は庁内のネットワークシステムを利用し、昨年末に録画した動画を配信した。杉内本部長は「県民の安全安心をより一層高める活躍を」と画面越しに訓示した。

 杉内本部長は、2020年は刑法犯認知件数や交通事故件数が減少したことなどに触れ「一定の成果を上げることができた」と述べた。子どもや女性が被害となる犯罪やニセ電話詐欺などを課題に挙げた。

 コロナ禍で社会のデジタル化が急速に進む中、サイバー空間の安全確保などを重点項目とした。その上で「社会変化に適応した業務運営や、警察官の執行力の強化などを推進していく必要がある」と強調した。

 昨年10月以降に県議会などで説明責任などが問われた「太宰府女性暴行死事件」については触れなかった。昨年末に撮影した動画を流した理由について、県警警務課は「コロナ感染対策と働き方改革の一環。他県警でも同様のやり方はある」とした。(小部亮介)

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