酒母を造るタンクに蒸した米や酵母菌、水などを入れ、櫂でかき混ぜる佐賀大生=基山町の基山商店

 佐賀大のオリジナル日本酒「悠々知酔(ゆうゆうちすい)」の仕込みが、基山町の蔵元「基山商店」で始まった。農学部の学生が、杜氏(とうじ)のアドバイスを受けながら、日本酒のもととなる麹(こうじ)や酒母造りに挑戦した。

 悠々知酔の醸造は15年目。今年は農学部生命機能科学科応用微生物学研究室の学部生と院生合わせて16人が取り組んでおり、5日は4人が作業した。

 麹造りでは蒸した米を冷ました後、麹菌を丁寧にふりかけ、麹室の中で寝かせた。酒母造りでは蒸した米を水やリンゴ酸酵母、麹などが入ったタンクに投入。櫂かいと呼ばれる棒でゆっくりとかき混ぜ、タンクの中をなじませるとともに温度を安定させた。

 酒造りのリーダーを務める安達佳歩さん(23)は「若い人たちにも飲んでもらえるように甘めの酒を目指している。酒造りの作業は体力を使って大変だと実感した」と話していた。

 今年はいずれも720ミリリットル瓶入りで、山廃純米酒を2500本、リンゴ酸高生産酵母を使った純米吟醸酒を1500本製造予定。2月中旬に完成し、3月上旬に発売する。(瀬戸健太郎)

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