曳山展示場=唐津市西城内(2020年11月3日撮影)

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」を取り仕切る唐津曳山(ひきやま)取締会は、曳山展示場(西城内)の建て替えに伴う曳山(やま)14台の一時移転に際し、4月29日か5月3日のいずれかに、移転先の「ふるさと会館アルピノ」(新興町)まで特別巡行をすることを検討している。感染状況を見極め、3月の総会で実施の可否を判断する。

 展示場は2021年3月に閉館する予定で、取締会は新型コロナウイルスの収束への願いも込めて特別巡行を模索している。展示場からアルピノまでの移動だが、コースや時間は未定。

 秋のくんちは例年、約4600人の曳き子が参加する。特別巡行では、1番曳山「赤獅子」の創建200年と天皇陛下即位を祝い19年5月に実施された「祝賀奉曳(ほうびき)」の2800人規模を想定し、県内在住者を中心に考えている。曳き子の手指や綱の消毒を徹底、見物客についても対策を協議している。

 山内啓慈総取締(72)は「まだ協議の段階。コロナ次第だが、開催に向けて努力したい」と話す。

 昨年11月2~4日に予定されていた曳山巡行は、新型コロナ感染防止のため中止になった。(成富禎倫)

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