弥生時代に地中に埋まった「神代欅」を使った1億1500万円の一枚板テーブル=福岡県大川市の関家具

 福岡県大川市の関家具(関文彦社長)で2日、初売りがあり、弥生時代の地層に埋没していた欅(けやき)を使った一枚板テーブルの展示販売が始まった。訪れた人たちは1億1500万円の値段が付いたテーブルに足を止め、興味深げに担当者の説明に聞き入った。

 欅は2014年、山形県と秋田県にまたがる鳥海山のふもとにある東北自動車道の工事現場で発見された。一枚板テーブルの製造販売を手掛ける同社に連絡があり、九州大学で鑑定した結果、弥生時代(西暦50年~133年ごろ)の大木で推定樹齢600年であることが分かった。

 太古の地中に埋まっていた木だけに冠される「神代(じんだい)」の名が付き、神代欅の一枚板テーブルとして商品化が決まった。地中深く埋まっていたため、カットして乾燥するまでに長い時間を要し、買い付けから完成までに約5年かかった。関社長の“肝入り”のプロジェクトでもあり、約40人の職人が製作に携わった。

 完成品は長さ7メートル、幅1・5メートル、厚さ10センチ。穴やひび割れも補修し、光沢のある美しい逸品に仕上がった。同社広報課は「コロナ禍で暗いニュースが続く中、1億円のテーブルを見て新しい年を明るい気分で迎えてもらえれば」と話している。

 問い合わせは同社大川本店、電話0944(88)0108。(澤登滋)

 神代欅の一枚板テーブルは元日付の佐賀新聞第3部の広告でも紹介している。

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