45回目の展覧会で作品を飾った「黄美会」の会員と金子剛さん(前列右から2人目)=小城市のゆめぷらっと小城

 小城高美術部の卒業生たちによる展覧会「黄美(おうび)展」が4日、小城市のゆめぷらっと小城で始まった。45回目の今年は30~60代の18人が絵画を中心に幅広いジャンルの作品を並べ、衰えることのない創作意欲とたゆまぬ歩みを伝える。11日まで。無料。

 「黄美会」という名称のグループで、県内外の約60人が名を連ねる。1972年から14年間、小城高の美術教諭を務めた洋画家の金子剛(たかし)さん(81)=佐賀市=の教え子たちで、77年にOB展を開いて以来、新年会を兼ねて作品を毎年持ち寄り、刺激し合ってきた。

 各種公募展で活躍する人も多く、国内外の風景を題材にした油絵や、墨の濃淡と余白を生かした水墨画など47点の力作を並べた。薄板を彫って、柔らかな顔の輪郭を映し出した作品もあり、金子さんも会員とのスケッチ会で描いた波戸岬(唐津市)の絵を飾った。

 開場前には会員12人と金子さんが集まり、互いの作品を評価しながら展示作業に励んだ。中学校教諭で2016年から会長を務める古川昇平さん(53)は「年に一度、元気な姿で再会することで自分も頑張ろうと思える」と話し、「この絵が好き、こんな表現があるんだといった素直な気持ちで見てもらえたら」と来場を呼び掛ける。(谷口大輔)

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