人気ドラマ「孤独のグルメ」の原作者で漫画家の久住昌之さんは、2017年12月、有田焼に興味を持ったのをきっかけに初めて佐賀県を訪れて以来、2、3カ月に1度は佐賀に足を運んだ。「知らないこと」が面白さの源流だという。

 「『佐賀に通っている』と言うと、『何で?』と聞き返される。僕自身、佐賀のことは全然知らなかった。佐賀で嬉野温泉に入って、湯豆腐を食べて、焼き物の絵付けをした。知らなかったことばかりで、とても面白い。何度行っても、予想外の出来事がある。だから佐賀に通っている。周りの人にも、ノーマークだった佐賀の面白いことを伝えようと思った」

 東京を拠点に活動する。仕事が終わると、深夜0時ごろに近所で2杯ぐらい飲んで帰るのが、これまでの日常だった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で営業時間が短縮された。

 この状況で「孤独のグルメ」の原作者は思考を巡らせる。

 「じゃあ仕事場で飲むかとも思うが、どこか気分が乗らない。それでも今まで飲まなかったお酒を飲もうと考える。アイリッシュウイスキーを飲んでみた。でも仕事場には冷蔵庫がなくて氷がない。コンビニがあるから、そこでアイスコーヒー用のコップ入り氷を買って、その氷でウイスキーを飲む。『この氷がなくなったらおしまい』という感じで飲む―。

 この環境での、自分の中でのやり取りが面白い」

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