式典会場の受付で、友人との再会を喜ぶマスク姿の新成人たち=多久市中央公民館(撮影・米倉義房)

 多久市と武雄市、西松浦郡有田町で3日、県内で最も早い成人式が開かれた。新型コロナウイルス感染対策のため、各会場では式典の参加者や人数が制限され、新成人たちは晴れ着にマスク姿で旧友との再会を喜び合った。

 多久市中央公民館で開かれた式典には、新成人237人のうち183人が参加した。新型コロナの影響で年末年始の帰省を控える動きも予想されたが、出席率は8割近くで例年とほぼ変わらなかった。

 会場への入場は新成人と来賓に限られ、保護者のために玄関のモニターで式典の映像が流された。出身校区別に新成人代表の3人が誓いの言葉を述べ、西渓校区の松江一平さん(20)=大阪体育大2年=は「コロナ禍で生活が一変する中、この日を迎えることができたことに感謝し、希望と目標を持って前に進んでいく」とした。

 新成人による実行委員会主催の同窓会は延期になり、式後は名残惜しそうに旧友と写真を撮ったりする姿が見られた。実行委員長の小川風香さん(20)=佐賀大2年=は「みんなとたくさん話をしたかった。寂しいけれど、式典が開かれ、互いに笑顔で祝うことができただけでもよかった」と振り返った。

 武雄市は569人、有田町は164人が新成人としての第一歩を踏み出した。密集回避のため両市町とも出身校別に2回に分けて開き、武雄市は動画投稿サイトで式典の映像をライブ配信した。(谷口大輔)

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