マスクを着けて初詣に訪れた参拝客=鹿島市の祐徳稲荷神社、1日午前10時55分ごろ

 新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、新年を迎えた1日、初詣客を迎えた佐賀県内の神社や寺院は例年ほどの混雑が見られなかった。マスク姿の参拝客は密を避けつつ、この一年の幸せを願って手を合わせた。

 鹿島市の祐徳稲荷神社では、地域住民や家族連れなどが参拝する姿が見られた。熊手やお守りを買い求める人も多く、参道には露店が並んだ。門前商店街で「祐徳せんべい」を販売する鶴洋さん(32)は「人出は例年より少ないが、それでも来ていただいているなと思う。『分散参拝』にも期待したい。今年はコロナに負けないように頑張りたい」と語った。

 例年、三が日で約35万人の参拝者が訪れる佐嘉神社では、入り口にマスク着用や距離の確保などを呼び掛ける看板を設置した。手や口を清める手水舎からひしゃくを撤去し、拝殿には仕切り板を3枚立て、密にならずにお参りできるようにした。鈴を鳴らすための「鈴緒」は撤去した。

 家族で訪れた佐賀市の冨田龍雄さん(49)は「いつも元日に来ているが、人が少ない」と印象を語り、「家内安全をお願いした。コロナが落ち着いてほしい」と話した。

 2月に看護師になるための国家試験を控える佐賀市の白濱良奈さん(20)は「昨年は校外実習がなく、コロナに影響を受けた1年だった。試験に合格し、医療従事者として貢献したい」と抱負を述べた。

 同神社の三が日の参拝時間は▽2日午前5時~午後9時▽3日午前5時~午後7時。(松岡蒼大、中島幸毅)

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