幾多の熱戦が繰り広げられたホーム・駅前不動産スタジアム。サガン鳥栖は今年、J1で10年目の戦いに挑む

 サガン鳥栖は2021年、J1で10年目のシーズンを迎える。

 11年12月の最終節・熊本戦。2万人超が詰め掛けたホーム・ベストアメニティスタジアム(現・駅前不動産スタジアム)でJ2の2位を確定させ、国内最高峰のリーグへの挑戦権を手にした。

 多くの昇格クラブが「J1の壁」にはね返される中、鳥栖は1年目にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を最終戦まで争い、3年目には夏場に首位に立つなど、地方クラブのお手本となるような躍進を遂げた。ここ数年は成績が低迷して残留争いに巻き込まれているが、下部組織でも指導経験のある金明輝(キンミョンヒ)監督のもと、有望な若手が次々と育ち、新たな攻撃的スタイルのサッカーが花開こうとしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大はスポーツ界を直撃し、サガン鳥栖も経営の危機にひんしている。ただ、1997年のクラブ発足以降、幾多の困難に見舞われながらも、選手、サポーター、関係者が「砂岩」となってともに乗り越えてきた。次の10年に向け、今季も一歩ずつ、着実に前進する。

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