「鬼滅の刃」に登場する「無限列車」のプレートを取り付けてほしいと要望があった蒸気機関車=佐賀市役所南側

 佐賀市役所南側に展示されているD51型蒸気機関車(SL)に、公開中のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(きめつのやいば)』無限列車編」の人気を受けて、「無限」と書いたプレートを取り付けてほしいという要望が市に寄せられている。市は「著作権などの問題があり難しい」と回答し、現状のまま楽しんでもらうように求めている。

 市によると、要望は11月と12月、電話や市のホームページへの書き込みで少なくとも3件は寄せられた。佐賀を舞台にした人気アニメ「ゾンビランドサガ」とタイアップした市営バスのラッピングバスが好評だが、市は「鬼滅の刃の場合、一定の著作権料がかかる。プレート代も必要になる。限られた市の財源を有効に活用するためには、費用対効果を慎重に検討する必要がある」と説明する。

 蒸気機関車は1976年に旧国鉄から無償で貸与された。佐賀駅の高架化と駅舎移転に伴い、旧駅の名残をとどめたいという市民の要望を受けて展示した。当時の市報によると、37年3月に製造され、東北や長崎線などを走り、74年に廃車になった。全長19・5メートル、高さ3・98メートルで、公募で決まった愛称は、「デゴイチ」と呼ばれていたD51にちなんで「デコちゃん」。

 JR九州は11月、アニメの時代設定と同じ大正生まれのSLを劇中の「無限列車」に似せた臨時列車として運行している。市は「鉄道やアニメのファンが殺到したことは承知している。それでも、こちらのSLのプレートを付け替える場合、国鉄を引き継いだJRから許可を取る必要もあると思う。機関車を背景に記念撮影をしたりして楽しんでもらえれば」と話している。(大田浩司)

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