決勝・鳥栖U-18-FC東京U-18 後半、決勝点を決める鳥栖FW田中禅(右)=群馬県前橋市の県立敷島公園サッカー・ラグビー場(サガン・ドリームス提供)

 中学世代(U-15)で全国2冠を成し遂げた“黄金世代”が、高校世代のU-18でも日本一に立った。鳥栖U-18は6日間で5試合の過酷な連戦を勝ち抜き、決勝は終了間際の劇的ゴールで締めくくった。胴上げされた田中智宗監督は「連戦で疲れているだろうが、最後の最後までよく走ってくれた。うれし涙と笑顔で終わってよかった」とイレブンをたたえた。

 2-2で迎えた後半45分。交代で入ったFW石原央羅が、右サイドから中央にアーリークロスを上げると、ファーサイドで受けたFW田中禅は胸でボールを巧みに収めて、左足を一閃。ゴールネットに突き刺して、チームに歓喜をもたらした。

 準決勝に続き、2試合連続で勝利の立役者となった田中。「同点になった時に、自分が決める舞台は整ったとわくわくしていた。(シュートの瞬間は)意外と冷静に打てた」。ストライカーは強心臓ぶりを発揮し、大会の得点王にも輝いた。

 田中ら3年生は、中心選手として3年前の高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会と、クラブユース選手権(U-15)を制した。高校最後の大会で、昨年決勝で敗れた悔しさを晴らし、クラブ初の悲願を達成した。(山口源貴)

 

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