店頭に並んだ福袋を販売するスタッフ=29日午前、佐賀市のメドックゆめタウン佐賀店

 新型コロナウイルスの感染拡大が年始年末の商戦を変えつつある。佐賀市のゆめタウン佐賀は、初売りの目玉だった福袋の店頭販売を29日に前倒しして始めた。買い物客が正月三が日に集中するのを避ける狙いがあり、冬休みに入った会社員らが買い求めていた。

 福袋を前倒し販売するのは、直営衣料品コーナーの9割と専門店の1割に当たる約20店。店頭販売はやめてインターネットで受け付け、4日以降に渡す雑貨店もある。専門店の一つ、婦人服販売「メドック」はコロナ禍で帰省客が少ないとみて、用意する数を前年より160個少ない約200個に抑え、1万1千円~10万円の7種類をそろえた。

 マスクとフェースガードを着けた店員の原田奈々瀬さんは「お客さんと距離を取って接客しなければならいが、心の距離は縮められるよう頑張りたい。ただ、飛まつが気になって声が張れない」ともどかしげ。福袋を品定めしていた佐賀市の会社員女性(30)は「初売り、初詣とも行かずに自宅で過ごすつもり。年末に買えるのはありがたい」と笑顔を見せた。

 ゆめタウン佐賀衣料品次長の原徳子さん(40)は「年始よりゆっくり選べると思う。3密対策は万全にしているので安心して買い物してもらえれば」と年内の来店を呼び掛けていた。

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