石橋蓮司さん演じる売茶翁(提供写真)

中央が伊藤若冲役の中村七之助さん、右端が売茶翁役の石橋蓮司さん(提供写真)

 現在の佐賀市蓮池町に生まれ、煎茶道の祖とされる高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)、1675~1763年)が登場する正月時代劇「ライジング若冲~天才 かく覚醒せり~」が、1月2日午後7時20分からNHK総合とBS4Kで放送される。謎に包まれた江戸時代の天才絵師・伊藤若冲(1716~1800年)を初めて本格ドラマ化する作品で、売茶翁は石橋蓮司さんが演じる。

 ドラマは若冲役の中村七之助さんと、若冲の理解者で僧侶・大典顕常を演じる永山瑛太さんのダブル主演。円山応挙役の中川大志さん、池大雅役の大東駿介さん、妻の池玉瀾役の門脇麦さんら新進気鋭の若手俳優らが出演する。

 綿密な考証と大胆な仮説に基づき、大典ら18世紀の京都に生きた人々との関わりで若冲が自らの才能に目覚めていく過程を描く。画家たちの才能を開花させる精神的支柱となった売茶翁は、路上で茶をたてる謎の仙人として登場。若冲の名付け親として、若冲と大典を引き合わせる重要な役どころだ。

 売茶翁を演じる石橋さんはドラマ制作にあたり「かつての京都にも文化サロンがあり、芸術家たちが支えあい本質的なつながりをもっていたことに感じ入った」とし「若冲や大雅などの作品の中に売茶翁の存在が表われているかもしれないと思うと責任を感じる」とコメントを寄せている。

 BSプレミアムでは1月16日午後9時から、2日に未放映の映像も含む内容で若冲と大典の関係がより深く理解できる完全版も放送される。(花木芙美)

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