河口純一名誉会長(右)の案内で有田川ののり面の泉山陶石を見学する会員ら=有田町大野

 有田陶芸協会が、有田町内で視察研修会を行った。会員約20人が泉山陶石の鉱脈が見られる場所を訪れ、有田焼の繁栄を支えてきた原料について知識を深めた。

 有田焼の原料は熊本県の天草陶石が主流だが、かつては陶祖李参平が約400年前に発見した泉山陶石が重用され、江戸時代には佐賀藩が磁石場を管理した。

 同協会の河口純一名誉会長(84)の案内で、同町大野の有田川ののり面、古木場ダム、中樽の小樽2号窯跡などを見学。泉山陶石の鉱脈は、英山より南側に広がっている状況を確認した。会長の十四代今泉今右衛門さん(57)は「一番大切な原料の陶石の広がりは、現場に行かなければ分からないこと。いい研修会になった」と話した。研修会は11日に開かれた。(古賀真理子)

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