試合後、報道陣の前で退任を表明したサガン・ドリームスの竹原稔社長=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 サガン・ドリームスの竹原稔社長が19日、報道陣に社長退任の意向を示した。主なやりとりは次の通り。

 竹原 経営状況について説明すると、支払いが延滞することがないキャッシュポジションを確保している状態である。これは、債務超過が解消するという訳ではないが、チームを運営する上では万全であると認識している。長期的にどうするかについては改めて情報を流すことになる。

 退任の時期は、Jリーグの理事会、実行委員会、株主総会、役員会などを経てからになる。業務は次の執行部に任せていくことになり、私自身の社長としてのミッションは終わる。

 -退任はいつ決めた。

 竹原 本日決めた。その前に後任が決まっているという段取りはあった。ステークホルダー(利害関係者)の中から、「替わった方がいい」とアドバイスを受けた。私自身、サガン鳥栖が1番よくなるために社長をしているので、退任することがいいことならば、それがいいと捉えている。

 -引責辞任ということか。

 竹原 引責が意味することが分からないが、経営責任ということでの退任ではない。コロナ禍において、これだけやってこられたという自負はある。デフォルト(債務不履行)もしていないし、スポンサーの遅れもあって難しいハンドリング(かじ取り)だったが、責任を取らなければいけないものはなかった。10年間やってきて、悔いはない。やりきったと思っている。

 -退任後、チームにどう関わっていくか。

 竹原 一切関わらない。

 -サガン鳥栖がどういうチームであってほしいか。

 竹原 この小さなまちでJ1にい続けることは、これからの経営陣にとって、難しいハンドリングだと思う。ユースもここ数年でできた訳ではない。10年前にスタートしたこと。攻撃的な経営をしたつもりではなかった。今日もコロナ禍でたくさんのファンが来てくれて、幸せを感じた。スポーツの力の偉大さも感じた。

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