投票箱に触れる盲学校の生徒(左から2人目)=佐賀市の県立盲学校

佐賀市選挙管理委員会の職員の補助を受けながら投票方法を体験する盲学校の生徒(中央)=佐賀市の県立盲学校

 佐賀市の県立盲学校(鶴田欽也校長)で11日、選挙に関する授業が開かれた。佐賀市選挙管理委員会の職員が視覚に障害がある人に寄り添った投票方法を紹介。投票体験もあり、高等部の生徒3人は将来の社会参画に向けた意識を高めた。

 授業は主権者教育の一環で、市選管の協力で初めて実施した。市選管の担当者は、県視覚障害者団体連合会と連携し、候補者のプロフィルや主張などが載った選挙公報の点字版や音声で読み上げるCDを作成していることを実物を示して紹介した。

 投票所では、点字版の候補者名簿や点字器を用意している。投票方法は点字用の投票用紙に点字器で記入する「点字投票」と、選管の職員が代筆して投票する「代理投票」があり、生徒3人は自分に合った方法で補助を受けながら“初めての一票”を投じた。

 高等部1年の牧野愛菜さんは「どうやって投票するのだろうと思っていたが、やってみたら思ったより簡単だった。サポートがあることを知り、安心した」と感想を述べた。

 市選管事務局の松本雅行副局長は「方法を知ってもらうことが投票へのきっかけになる。今回の感想を参考にし、今後のスムーズな投票所運営につなげたい」と話した。(松岡蒼大)

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