大町町役場

 杵島郡大町町は来年の成人式参加者を対象に、新型コロナウイルスのPCR検査費用を全額補助する。事前に検査した人に費用を支払い、式典当日は全員を無償で検査する。出席者の感染リスク低減を図る。

 医療関係者との新型コロナ対応協議の中でPCR検査をする会社があることを知り、成人式での実施を考えた。事前の検査にも補助をして検査を促し、感染拡大地域からの帰省者や無症状者からの感染も防ぐことを目指す。

 成人式は1月4日に町公民館で開く。事前検査の補助は12月21日以降の検査が対象で、式典に領収書や検査結果報告書、申請書を持参してもらう。当日の検査は受け付け時に、佐賀市の臨床検査会社の協力を得て唾液検査をする。結果は翌日夕方に判明する。費用は1人1万6千円。事前検査と合わせて400万円程度を見込み、財源にふるさと納税基金を活用する。

 出席対象者は77人。町内在住は40人で、それ以外は九州内と九州外がほぼ半数という。対象者には、式典の2週間前から不要不急の外出の自粛を促し、国の接触者アプリ「COCOA(ココア)」に登録するよう要請する。

 町は「式典の席も指定するなど、後で感染が分かっても濃厚接触者を迅速に把握できる態勢を取る。感染を防ぎ、予防の意識を高めることにつなげたい」と話す。(小野靖久)

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