多久市議会(定数14)は定例会最終日の15日、2021年度から放課後児童クラブの利用料を引き上げる条例改正案を賛成少数で否決した。4日の総務文教委員会では執行部案を賛成多数で可決していたが、本会議で賛否が逆転した。市教育員会は「クラブの安定的な運営が大前提」として負担の在り方を整理し、改正案を再提出するかどうか時期を含めて検討する。

 改正案は、子どもたちを預かる支援員の待遇改善を図る目的で提出していた。委員会では執行部案を賛成4、反対3で可決していたが、本会議の採決では賛成6、反対7だった。

 委員会で反対した樺島永二郎議員と田渕厚議員が本会議で反対討論に立ち「新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減った子育て世帯に支援策が打ち出されている中で、負担が増える改正は避けるべき」と、引き上げ時期の先送りを求めた。賛成討論をした田中英行議員は「国は受益者負担の目安を運営費の50%程度としているが、多久市では10%台に抑えられ財政負担が大きい」と主張した。

佐賀新聞電子版への会員登録・ログイン
この記事を見るには、佐賀新聞電子版への登録が必要です。
紙面購読されている方はダブルコースを、それ以外の方は単独コースをお申し込みください
佐賀新聞電子版のご利用方法はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加