有田通りに建つ「アリタ小学校」の校舎(右)と体育館=ドイツ・マイセン市(西松浦郡有田町提供)

 西松浦郡有田町と姉妹都市関係にあるドイツ・マイセン市の新しい小学校が「アリタ小学校」と命名された。姉妹都市20周年を記念してアリタリング(有田通り)と名付けられた通りに建ち、関係40周年を迎えた2019年に学校が開校したことが縁で決まった。有田町や両市町の友好協会関係者は「長く続けてきた相互訪問や交流が実を結んだ」と喜んでいる。

 アリタ小は、住宅街が整備された新市街地に、マイセン市の第4小学校として設立された。有田通りは、姉妹関係20周年の際に友好の印として名付けられ、有田町の有田さくら会が贈った桜が当時の訪問団らの手で植樹された。このため小学校の保護者会が「アリタ」を校名にしようと提案、今年10月に市議会で全会一致で決まった。来年3月に命名式が開かれる予定。

 両市町の青少年相互訪問を手掛ける有田マイセン友好協会の手塚英樹会長(69)は「飛び上がるくらいうれしく、マイセン市民に受け入れてもらえたと感じる。冷戦時の旧東ドイツ時代に苦労して関係の礎を築いた先人や、友好を深めてきた歴代の関係者に感謝したい」と話し、新型コロナウイルスが収束した後に学校を訪問する考えを示す。

 マイセン側のカイ・レオンハート友好協会長によると、アリタ小の校長は有田町の小学校との姉妹関係を望んでいるという。有田町も「何らかの形で児童同士の交流ができれば」とアイデアを検討している。(古賀真理子)

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