小学校は第一の挫折期である、と作家の嵐山光三郎さんが書いている。入学して最初の国語のテストでこんな問題があった。「サイタ サイタ サクラが 〇〇〇」―〇〇〇の部分を埋めよ。嵐山さんは「きれい」と書いてバツになった。