佐賀県警捜査1課と佐賀署は26日、佐賀市久保泉町川久保の残土置き場で、土中から2遺体を発見したと発表した。捜索していた山口県下関市の男女2人とみられ、身元の特定を進めている。遺体の近くに女性所有の軽乗用車も埋まっており、残土を掘り起こした後、再び埋め戻した現場の状況から、死体遺棄事件として80人態勢で捜査本部を設置、殺人の疑いも視野に捜査に乗り出した。

 捜査本部によると、昨年8月中旬、下関市の不動産会社経営の70代男性が知人の40代の無職女性と一緒に佐賀県内へ向かって以降、行方が分からなくなった。同月下旬にそれぞれの家族から捜索願を受けた山口県警が、男性がトラブルに巻き込まれているとみて佐賀県警に捜査協力を要請していた。

 佐賀県警は関係者への事情聴取などから残土置き場に遺体が埋められていると判断し、今月22日ごろから現場検証に着手。25日に1遺体が発見され、付近で翌26日にかけてもう1遺体と車が確認された。遺体は性別不明で、服を着ており、一部が白骨化していた。27日に司法解剖して身元の特定や死因などを調べる。

 捜査本部は、発見現場の状況から重機などを使って遺体を遺棄したとみている。男性は佐賀県内に複数の知人がおり、以前にも仕事で女性と2人で来たことがあった。男性は行方が分からなくなる直前、会社の従業員に「佐賀の知人に会いに行く」と伝えていた。残土置き場を運営する産廃業者の関係者にも男性の知り合いがいたという。

 産廃業者は現在、2人が行方不明になった時点とは別の経営者になり、社名も変わっている。

 現場は県警運転免許センターから北東約2キロの場所で、長崎自動車道の北側。山あいで付近に民家はない。

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