イオン九州から三養基郡上峰町に無償譲渡される旧イオン上峰店の建物=上峰町、2019年11月に空撮

 イオン上峰店閉店に伴う三養基郡上峰町の中心市街再開発を巡り、町議会は定例議会最終日の11日、イオン九州(本社・福岡市)から土地・建物の無償譲渡を受けるための寄付受納議案を賛成多数で可決した。町は早ければ年内にも移転登記を行う。

 町によると、譲渡を受けるのは土地3万8821平方メートルと、旧店舗、立体駐車場の建物で床面積は計4万8022平方メートル。町とイオン九州は2019年1月、跡地の土地と建物の無償譲渡で基本合意していた。

 採決前の討論では「中心市街地活性化は町の将来を左右する事業で、町民の期待が大きい」「町民の多くが待っている施設で、事業をストップさせることはできない」などの賛成意見が出た。一方で「議会に対する説明が不足しており、どの程度の規模で、予算がいくらかかるのか分からない」「財政面で不安がある。町の将来にわたって負担が大きい」といった反対意見も上がった。

 採決では賛成6、反対3の賛成多数で可決した。

 町は今後、イオン九州との基本合意に基づいて移転登記の手続きを進め、事業を請け負う合同会社を設立する。武広勇平町長は譲渡が正式に決定したことに関し「事業の進ちょくの弾みになる」と歓迎し「町民の期待に応えられる施設にしたい」と話した。(瀬戸健太郎)

このエントリーをはてなブックマークに追加