昨年夏の参院選で試行した「移動期日前投票所」について、佐賀市選挙管理委員会は9日、移動場所の拡充を検討する方針を示した。今後、公平性や人員配置など複数の観点で方向性を詰める。

 参院選では、借り上げた路線バスに記載台や投票箱を載せ、富士町の4地区で試行した。富士支所と地区を結ぶシャトルバス形式を採用した同年春の県議選では、利用者が49人だったのに対し、移動期日前投票所は163人と3倍以上に上った。同日の市議会で、野中宣明議員の一般質問に対し、市選管の中村純士事務局長は「投票環境の向上につながった」と総括した。

 場所に関しては、商業施設の駐車場、大学や短大などが候補に挙がる。次回の衆院選後に予定する市民意向調査を踏まえ、具体策を決める予定。

 全国的に導入が広がっている投票所入場券と期日前投票宣誓書の一体化についても、宣誓書をあらかじめ記入することにより、混雑緩和に役立つとし「準備を進めていく」とした。(川﨑久美子)

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