西松浦郡有田町で11月19日から23日にかけて開かれた「秋の有田陶磁器まつり」について有田町は8日、実施状況を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で、来場者は前年比17・5%マイナスの12万7千人と減少したものの、売り上げに関する関係団体への聞き取りでは「前年超え」か「前年並み」と回答したケースが多かったと説明した。

 8日に開会した町議会一般質問で鷲尾佳英商工観光課長が答えた。自家用車での来場者が多く、公営駐車場の利用は前年より16%増えた。このうち佐賀、福岡、長崎県からの観光客が8割を占めた。町は「感染リスクを考慮したのか、公共交通機関の利用が少なかったようだ」と推測した。

 売り上げに関しては好調だったとし「購入目的で来場し、国の『Go To トラベル』の地域共通クーポンを活用して買い物をしたと推測している」と答弁した。ゴールデンウイークの有田陶器市が中止になり、代わりに陶磁器まつりを訪れた焼き物ファンも一定数いたとみている。

 佐賀新聞社の取材では、22店舗が集まるアリタセラ(有田焼卸団地)での同時開催イベントの販売額は前年比4・9%増だった。

 陶磁器まつりは、検温で熱がなかった人がリストバンドを着けて買い物をしたり、シャトルバスを大型化して密集を回避したりするなど感染症対策を徹底して開かれた。(古賀真理子)

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