「男性の介護者は地域との関わりが少なく、誰にも相談できない人が多い」と話す西尾美登里さん=佐賀市のアバンセ

 家族を介護する男性が抱えやすい困りごとの改善策などを考える「男性のための介護支援講座」が6日、佐賀市のアバンセで開かれた。日本赤十字九州国際看護大学講師の西尾美登里さんが「男性は困っていても誰にも相談しない人が多い」と指摘し「周りに助けを求めることは恥ずかしいことではない。一人で抱え込まないで」と呼び掛けた。

 西尾さんは在宅で家族を介護する人の34%は男性で、これからも増え続けると分析。介護に当たる男性の特徴として、「相談することを恥と感じている」「完璧を求めすぎる」などを挙げ「虐待や心中にもつながりかねない。うまくいかなくて当たり前と思うことが大切」と訴えた。

 孤立しがちな男性介護者がつながる場をつくろうと、アバンセが企画した。家族の介護を6年間続ける武雄市の70代男性は「『男性は相談をしない』という話はその通りだと思った。周りの人の助けを借りながら介護を続けていきたい」と話した。(石黒孝)

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