新型コロナに関連したカスハラの被害経験

 労働組合「UAゼンセン」は3日、スーパーマーケットやドラッグストアなどの流通やサービス業に従事する組合員のうち、20・3%が新型コロナウイルスに関連して客からの嫌がらせ「カスタマーハラスメント」(カスハラ)を受けていたと発表した。マスク着用を求めた際、大声で拒否されたり暴言を吐かれたりしたケースなどがあった。対面でのサービスが求められる業界では特に被害が大きく深刻だった。

 調査は7~9月、組合員約2万6千人を対象に実施。被害を受けた人のうちコロナの影響があったと答えたのは業種別に、ドラッグストア66・6%、スーパーマーケット43・0%、総合スーパー40・7%と続いた。

 主な事例としては「『菌がうつるから近よるな!』と暴言」(総合スーパー)「見舞客に面会禁止を説明したら『それは分かってるんだ、バカ』と言われる」(病院)「勝手に営業時間を短縮するなと2時間以上のクレーム」(ショッピングモール)などがあった。

 特にマスクに関する事例が目立ち、「マスクの着用を求めたが拒否。お菓子を食べ散らかす、机をたたくなどの行為を繰り返す」(ホテル・レジャー)「酔客が『マスクを取って謝れ』と至近距離で大声で要求」(居酒屋)「品切れ時に『どうにかしてマスクを買ってきて並べろ』などと八つ当たり」(ドラッグストア)と各業界が苦しんでいた。【共同】

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