鳥インフルエンザの発生に備えて開かれた佐賀県の対策準備会議=県庁

 高病原性鳥インフルエンザが九州を含めて国内で相次いで発生していることを受け、佐賀県は3日、対策本部準備会議を開いた。山口祥義知事や県幹部らが出席し、国内の発生状況や県内で発生した場合の対応を確認した。

 鳥インフルエンザは11月上旬に香川県の養鶏場で今季初めて発生し、これまでに福岡県や兵庫県、宮崎県の養鶏場でも確認されている。

 池田宏昭農林水産部長は会議で「県内でいつ発生してもおかしくない状況。発生したときは全庁を挙げて対応することになる」と述べた。家禽かきんへの簡易検査で2度目の陽性が出た時点で対策本部が設置され、PCR検査で高病原性などが判明すれば殺処分と埋却が始まると説明した。

 山口知事は「鳥インフルエンザと新型コロナウイルスの対応が重なれば、みんなかなり疲弊する。予防に全力を尽くし、発生時の初動をそれぞれの立場でしっかりと把握してほしい」と呼び掛けた。

 県内の養鶏場は採卵77カ所(49万羽)、肉用90カ所(399万羽)。県内では2015年1月に西松浦郡有田町、17年2月に杵島郡江北町で高病原性鳥インフルエンザが発生している。(円田浩二)

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