AIの特徴について解説する木村情報技術の橋爪康知取締役CIO=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア

 ICT(情報通信技術)に関する講演会が佐賀市で開かれた。AI(人工知能)などの分野に精通する県内企業の代表者らがデジタル技術の現状や未来について語り、参加者が技術活用のヒントを探った。

 第1部では、木村情報技術(佐賀市)の橋爪康知取締役CIOが講師を務めた。橋爪氏はAIの特徴として、大量のデータ処理や過去の事例からの未来予測を得意とする一方、意図をくんだ通訳やキャッチコピーの制作など汎用(はんよう)的な作業は苦手なことを説明した。その上で「人間のように一つの学びを他の分野に生かすAIの実現は今の理論では難しい」と解説した。

 AIが自動運転や翻訳、レントゲン撮影によるがん検出などに活用されている事例も紹介し、「AIは手段。目の前にある課題に対し、AIをどう使うかを人間が考えないといけない」と強調した。

 このほか、デジタル技術の革新によって経済成長や社会課題の解決を目指す「Society(ソサエティー)5・0」の取り組みの紹介もあった。講演会は県高度情報化推進協議会と県が主催し、企業や自治体などから約70人が参加した。(中島佑子)

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