2021年産のコメの削減量を話し合った佐賀県農業再生協議会=佐賀市の県JA会館

 佐賀県やJA、農業関係団体などで組織する県農業再生協議会は1日、佐賀市で臨時総会を開き、2021年産主食用米の県全体の作付目標面積(生産のめやす)について、削減面積を例年の約1・5倍の454ヘクタールにすることを決めた。

 21年産米の適正生産量について農林水産省は例年のコメ離れに加え、新型コロナウイルスの影響による大幅な需要減で、例年の3倍程度の作付面積削減が必要との見通しを示していた。

 農水省が設定した21年産米の全国の適正生産量は693万トンで、20年産より30万トン近い減産が必要。都道府県別のシェアで単純計算すると、佐賀県は作付けを852ヘクタール減らす必要がある。総会では、削減に引き続き協力するとした一方、実需に応えるため県産米のロットを一定確保する必要があるとして削減幅を圧縮、21年の作付目標を2万5009ヘクタールとした。

 20年の目標面積は2万5463ヘクタール(19年比320ヘクタール減)で、実際の作付面積はこれを下回る23704ヘクタールだった。総会では、今回の目標に近づけるために作付けを削減しすぎないことも申し合わせた。

 県農業再生協議会は今回の決定に伴う市町レベルの配分面積について7日に説明会を開き、調整を経て来年2月に正式に決める。

 目標面積は、国による生産調整(減反)が廃止された18年以降、米価安定のため各都道府県が設定している。(宮里光)

このエントリーをはてなブックマークに追加