ご当地自販機「佐賀事販」を設置した永田さん=東京・港区の伊万里ちゃんぽん新橋店

 東京都港区の伊万里ちゃんぽん新橋店に、佐賀の土産を扱うご当地自販機「佐賀事販」が登場した。嬉野市の永田智彦さん(37)が、地元の魅力を知ってもらおうと企画した。同店には、佐賀県を舞台にしたアニメ「ゾンビランドサガ」のファンも多く来店する。設置直後から「佐賀を近くに感じられる」とファンが足を運んでいる。

 アニメ関連曲「佐賀事変」とかけて「佐賀事販」と命名した。物ではなく、わくわくする「事」を取り扱いたいという思いも込めた。ワラスボやしょうゆ、県産米など「オール佐賀に力を入れた」(永田さん)。設置から補充まで自身で管理する。10種類以上の商品を補充し、随時更新する。

 永田さんは9月に同店を訪れた際、県産品を売る店内の一角に目を留めた。食事を提供しながら商品の会計もする様子を見て、自販機なら合理化できると考えた。店主の今村紘實さんに提案し、快諾を得た。

 11月30日に稼働すると、インターネットで情報を知ったアニメファンが初日から駆け付けた。神奈川県在住の会社員柏崎佳成さん(37)は、ふるさと納税するほどの佐賀県ファン。「ここでお土産を買って配ることができ、たくさんの人に佐賀のことを知ってもらえる」と喜ぶ。アニメがパッケージに描かれたつまみなど2千円分を買った。

 自販機は来年5月末まで設置予定。永田さんは「佐賀と東京を近づける場所になれば。お客さんの反応を見ながら今後の計画を考えたい」と話す。今村さんは「佐賀の魅力を広めようとする永田さんに協力したい」と応援する。(山口貴由)

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