DPATの研修会に参加した県内の精神医療機関の関係者たち=吉野ヶ里町の肥前精神医療センター

 自然災害や多くの人が巻き込まれた事件・事故が発生した際に現地に赴き、心のケアに当たる災害派遣精神医療チーム(DPAT)への入隊に向けた研修会が11月28、29の両日、吉野ヶ里町の肥前精神医療センターで開かれた。医師や看護師、臨床心理士など約40人が参加し、座学や演習を通じて対応力を高めた。

 研修会は今回で6回目。DPATとして活動中で同医療センターの福田貴博医師らが講師を務めた。福田氏は東日本大震災で被災者への精神的なケアを提供する活動手法の課題が浮き彫りになり、厚労省が2013年からDPATの体制整備を本格化させたことなどを説明した。

 自らの経験から「精神科医はチームを組むことに慣れていないが、災害時は警察や消防、自衛隊などとともに指揮命令系統に組み込まれる」と連携や情報を整理する重要性について強調した。

 DPATはチーム単位で活動し、精神科医や精神科の看護師、精神保健福祉士などで構成される。県内では約200人が隊員登録しており、2019年8月末に発生した佐賀豪雨でも活動した。(大橋諒)

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