感謝状を贈呈された木下静保さん(左)と中山貴博さん=佐賀市の佐賀広域消防局

 迅速な措置で心肺停止状態になった62歳男性の命を救ったとして、佐賀消防署は11月30日、自営業の木下静保さん(45)=佐賀市=と飲食店従業員の中山貴博さん(37)=同市=に感謝状を贈った。光岡潔和署長が「勇気ある温かい行動で1人の命を救うことができた」とたたえた。

 木下さんは11月7日、同市のコンビニエンスストアの駐車場で男性が倒れる瞬間を目撃し、脈が弱く意識がないことからすぐに救急車を呼んだ。近くにいた中山さんも掛け寄り、男性の脈が止まったため、木下さんが心臓マッサージを、中山さんが脈の確認や男性への呼び掛けを続け、救急隊が到着するまでの約10分間、懸命の救命活動を行った。

 2人の迅速で的確な対応もあって、男性は救急隊到着時には会話ができるまで回復、現在は退院しているという。中山さんは「怖かったが、どうにかしないとという気持ちがあった。心臓が動き出し血色が戻った時はほっとした」と話した。木下さんは「中山さんが当たり前のように手伝ってくれて心強かった」と振り返り、「手伝えることはたくさんある。声を掛ける勇気を持ってもらえれば」と感じ取った教訓を語った。(森田夏穂)

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