地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は上峰町消防団本部の田中基喜さん(27)です。

活動通じて町の多彩さを知る

上峰町消防団本部 田中基喜さん

 

 今年の春、県外の会社から上峰町役場へと転職しました。同時に、消防団本部の部長から誘いを受け、「生まれ育った町のためになるなら」との思いで、入団を決めました。4月の入退団式は、新型コロナの影響で、関係者だけが出席する簡素な式典でしたが、団長から辞令をいただいたとき、身が引き締まる思いになりました。

 社会人時代の一時期をのぞき、上峰町にずっと住んでいましたが、消防団の活動を詳しく知る機会はありませんでした。だからこそ、消防団の取り組みが、町民の身体と財産を守る使命もあると知ったとき、責任の重みをより強く感じました。

出初め式の前に町内をパレードする上峰町消防団=2019年1月

 入団してまだ半年ですが、火事現場に駆けつけました。大雨警報が発令されたときは水害に備え本部に待機するなど、貴重な体験をしました。日増しに消防団活動の重要性を理解しています。

 上峰町は、南北に長い小さな町です。でも、山間部や田園地帯の自然豊かな土地柄のほかに、住宅地や工業団地があるなど、町の多彩さを消防団活動で知ることができました。消防団活動は、年齢差のある人との交流もあるため、町のいろんな人と出会える貴重な機会でもあります。

 

先輩からメッセージ

上峰町消防団本部副部長 針長史典さん

 

 田中君は今年、役場に入った唯一の新人で、彼の加入は、職員で構成する本部にとって、士気が上がります。消防車両や消防器具の点検に積極的に参加してくれて、消防団の活動も真剣に取り組んでいます。新型コロナの影響で、小隊訓練やポンプ操法など実務的な訓練には参加していませんが、田中君には若さを生かし、有事の際は「まず出動」との意識で、フットワークの良さを見せてほしいですね。

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