つぼはちの大坪俊樹さん(右)と八谷晃生さん=佐賀市の県立美術館ホール

 吉野ヶ里町出身のデュオ「つぼはち」が27日午後2時から、神埼市千代田町のはんぎーホールで5年目の「ふるさとコンサート」を開く。確かな実力に裏打ちされた独自のスタイルで、みずみずしい音楽の楽しさをはじけさせる。

 つぼはちはサックス奏者大坪俊樹さん(30)とピアニスト八谷晃生さん(28)が2018年に結成。同コンサートは2人が2015年の県新人演奏会で意気投合して始まり「ふるさと佐賀に恩返しをしたい」と続けてきた。来場者は年々増加し、昨年は約400人の聴衆を魅了した。

 はんぎーホールに公演の問い合わせがあったことも後押しになり「50人でも100人でも来てくれる人がいるなら」と今年も開催を決めた(大坪さん)。

 コロナ禍で改めて胸に迫る故郷への思いを歌い上げるオリジナル曲「ふるさと」に加え、クラシックやポップスなど幅広い選曲で楽しませる。

 東京を拠点に活動する2人は3月ごろから多くの演奏機会を失った。大坪さんは「生きるモチベーションを維持するのも大変だった」と振り返る。焦りもあったが、時間ができたことを生かして録音にも励んだ。

 11月は2月以来、ようやく佐賀のステージに立った。八谷さんは「やっぱりお客さんの前で弾くのは心地良い。リアクションが得られない演奏とはモチベーションが違う」と安堵(あんど)の表情を見せた。大坪さんは「つらい時の支えになるのが音楽。『いいな』と思ってもらえる演奏を、自信を持って届けたい」と力を込める。

 2人は東京と佐賀の架け橋を目指し「将来は佐賀の観光大使を目指したい」と笑顔を見せる。(花木芙美)

 ▼チケットは全席自由3000円(学生1500円)で当日500円増し。問い合わせは神埼市千代田文化会館、電話0952(44)2051。

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