道徳の授業で両国の助け合いを知り、緊急募金した(左から)生徒会総務委員長の綾部葵さん、総務委員の江﨑里桜さん、村田実奈津さん=鳥栖市の田代中

 鳥栖市の田代中(伊東栄次校長、722人)の生徒会が全校に呼び掛け、10月30日に発生したトルコ沖地震の緊急募金を行った。日本とトルコが130年も前から、互いの危機に助け合ってきたことを道徳の授業で学んだことがきっかけ。4日間で1万6279円が集まった。

 両国は1890年に和歌山県串本町の樫野の住民が嵐で遭難したトルコの軍艦エルトゥールル号の乗員を救助。トルコ政府は1985年、イラン・イラク戦争のさなか、飛行機を出してテヘランから脱出できずにいたイラン在留の日本人を救援した。田代中の2年生は7月に道徳で両国のつながりを学んだ。

 トルコ沖地震でこれまでに判明した死者は116人。テントで暮らしている人もいる現状を聞き、「できるだけ早く贈ろう」と募金は24~27日の4日間実施。生徒会が放送で呼び掛け、毎朝、各クラスの総務委員が募った。総務委員長の綾部葵さん(2年)は「期間は短かったけれど、他の募金活用よりも多く集まった」と話した。浄財はトルコ大使館を通じて現地に贈られる。(樋渡光憲)

このエントリーをはてなブックマークに追加