成年後見制度などをテーマに講演した東啓二氏=佐賀市のアバンセ

 佐賀県社会福祉士会が主催する「21世紀社会福祉セミナー」が29日、佐賀市のアバンセで開かれた。安心して暮らせる地域共生社会をテーマにした講演やシンポジウムがあり、認知症などによって判断能力が不十分な人を支援する成年後見制度への理解を深めた。

 基調講演は東京大大学院の東啓二・特任専門職員が務め、2025年に認知症の高齢者が全国で700万人に上ると説明した。成年後見人は一般住民による市民後見もあるとし、「地域のことをよく知っており、きめ細かい見守り支援ができるのが強み」と強調。地域を挙げて制度を活用する重要性を訴えた。

 シンポジウムでは、各団体が取り組みを報告。鹿島市社会福祉協議会は軽度の認知症がある人などを対象に、福祉サービスに関する手続きを手助けしたり、預貯金通帳や銀行印を預かる支援をしているとした。

 セミナーは今年で27回目で、約120人が来場した。(円田浩二)

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