「いずれはバルーンの写真展も開きたい」と語る岩永豊さん=佐賀市の佐賀新聞社

晩秋の佐賀平野に浮かぶバルーンのカット

トラックでバルーンを運んでいるような錯覚を起こさせるカット

 40年にわたって佐賀の熱気球を撮り続けてきた写真家の岩永豊さん(68)=佐賀市新栄東=が、発売中の写真専門誌「フォトコン」12月号(日本写真企画)で、作品を発表している。佐賀の季節感あふれる景色とともに、バルーンの魅力を捉えている。

 今年は佐賀インターナショナルバルーンフェスタが中止になり、岩永さんは「来年、佐賀に行ってみたいと思ってもらえるよう、全国の人にふるさとの魅力を伝えたい」と話している。

 岩永さんはJPS日本写真家協会会員で、2007年発表の写真集「有明海讃歌」は林忠彦賞の最終ノミネートまで進んだ。

 フォトコン誌の掲載ページはプロ写真家が対象で、「バルーン」と題した作品6点が4ページにわたって掲載された。いずれも昨年までに撮影した写真で、稲わらを干している晩秋の田んぼの上空に、色とりどりのバルーンが浮かぶ光景をフロントページに据え、夕日を背景にシルエットになったバルーンや、浮上する瞬間のひしめくバルーンなどを映し出している。

 作品に添えた文章で、岩永さんは「視点の違いで全く別の世界に引き寄せられ、非日常的でSF的なものさえ感じさせる」と写真家の目から見たバルーンの魅力をつづっている。フォトコン12月号は発行部数6万5千部。税込み1320円。(古賀史生)

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