日用品や小物などを使ったミニチュア作品が並ぶ会場=佐賀市の佐賀県立美術館(撮影・山田宏一郎)

 日用品や食品サンプルを使った風景のジオラマ作品や写真を紹介する「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2020」が28日、佐賀市の佐賀県立美術館で開幕した。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックも手掛けたミニチュア写真家田中達也さん(39)=鹿児島市=が約170点を展示、来場者は日常にある品々がつくる温かな世界にカメラを向けている。1月30日まで。

 食器で駅舎を表現した「新パン線」は、新幹線に見立てたフランスパンが線路を走る。コンセントの穴を郵便受けに見立てた写真を拡大したパネルの前では、来場者がポーズを取って写真に収まっていた。

 田中さんは「見立ては枯山水でも見られる古来の文化」と話し「作品は文房具や食器など身近にあるものも使っている。コロナ禍で私たちは発想の転換を求められている。遠出が難しくても展覧会でアイデアを持ち帰り、家での時間を楽しんで」と呼び掛けている。

 田中さんのSNSをフォローしているという黒木由布里さん(27)=熊本市=は「画像でしか作品を見たことがなくて、本物を目の当たりにして感動した」と笑みを浮かべていた。

 佐賀新聞社などでつくる実行委員会が主催している。開館時間は午前9時半から午後6時までで、月曜休館。「Go To キャンペーン」のイベント分野の対象になっており、観覧料は2割引きで一般1千円、中高生800円、小学生400円。(花木芙美)

ミニチュアライフ展開幕(2020年11月28日)
このエントリーをはてなブックマークに追加