第96回天皇杯・第87回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会(日本バスケットボール協会主催、共同通信社・佐賀新聞社など共催)は28、29日、愛知県豊田市のスカイホール豊田など4会場で1次ラウンドがある。男子は都道府県代表8チームとBリーグ3部(B3)4チームの計12チーム、女子は都道府県代表8チームとWリーグ12チームの計20チームが出場し、熱戦を展開する。
佐賀県勢は、女子のひらまつ病院(小城市)が29日午前11時半から同会場で、トヨタ自動車(Wリーグ)と対戦する。試合は無観客で実施され、「バスケットLIVE」でライブ配信される。
佐賀県代表の女子・ひらまつ病院(小城市)は「堅守速攻」を持ち味とする。1次ラウンド初戦の相手は、Wリーグ西地区首位を走り、複数の日本代表を擁するトヨタ自動車。選手たちは「強豪相手にも自分たちのバスケを貫いて、ワンプレー、ワンプレーを粘り強く戦いたい」と心を一つに挑む。
平均身長164センチと高さがない分、組織的な守備を展開する。攻撃では、3点シュートが武器の山本やスピートがある宮本、新加入の東島らが得点源。貞許と清本はフットワークと判断力に優れ、ゲームの流れをつくる。
2月の全日本社会人選手権の九州ブロック予選では2連覇を果たした。その後、新型コロナウイルスの影響で県外での活動が制限され、約?カ月ぶりの公式戦となる。
夜勤など職場によって勤務形態が異なり、メンバー全員がそろって練習する機会が少ない中、懸命に競技に打ち込んできた。川本監督は「県内でバスケットボールをする子どもたちに、最後までやり切る姿を見せられるようにしたい」と力を込める。(井手一希)
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監督
川本 武志 -
コーチ
中山 唯 -
マネジャー
廣田 愛弥 -
選手
東島 瑠葵 25 172 - 宮本 京子 27 159
- 山本 佳奈 25 171
- 小八重美桜 19 158
- 東江 美伽 27 162
- 佐藤祐芽実 24 155
- 貞許 有希 27 154
- ◎清本 美優 26 160
- 佐藤 優衣 25 163
- 和田 実凡 22 170
- 小野美沙希 28 170
- ボクウム・マリアマ・ソーダ 22 178
- 相島 光里 18 163
(左から氏名、年齢、身長。◎は主将)