夕日の光を受けて輝く大イチョウ=有田町泉山

 日本最大級のイチョウが見頃を迎え、辺り一面を黄色の世界に変えている。有田町泉山では、推定樹齢千年を超える古木が鮮やかに色づき、落陽を浴びてきらきらと輝いている。

 「有田の大イチョウ」は国の天然記念物に指定され、高さ約30メートルと単幹のイチョウでは国内有数の巨木として知られている。最近では、県内外を回る秋のツアーにも組み込まれ、多くの観光客が訪れている。

 イチョウの枝下にあった民家を家ごと持ち上げて移動する作業を今春までに終え、見晴らしがよくなった。民家跡には近くに寄れなかった高所作業車などが入れるようになり、生育管理に利用される。敷地には落ち葉が敷き詰められ、一段と周辺を秋色に染める。

 近くに住む70代の女性は「昔に比べると葉の数も少なくなって老いを感じるが、いつまでも変わらず有田町のシンボル」と巨木を見上げていた。(写真と文・鶴澤弘樹)

2016年ドローン撮影
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