果物の食品サンプルで作ったバルーンのミニチュアの配列などを確認する田中達也さん=佐賀市の県立美術館

果物の食品サンプルで作ったバルーンのミニチュアの配列などを確認する田中達也さん=佐賀市の県立美術館

パンや食器で作られた駅のミニチュアの体裁を整える田中達也さん=佐賀市の県立美術館

 ゾウやライオンが行き交うブロッコリーのサバンナ、空に浮かぶクロワッサンの雲-。1・5センチほどの人形や日用品を使い、日常風景などに見立てるミニチュア写真家の田中達也さん(39)=鹿児島市=の「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展」が、28日から佐賀市城内の佐賀県立美術館で開かれる。えりすぐりの立体作品や写真など約170点が並び、小人になったような世界を楽しめる。来年1月30日まで。

 2011年4月から毎日SNS上で作品を発表してきた田中さん。フォロワーは270万人を超え、国内外で人気を集める。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)のタイトルバックも制作、人気作家の装画なども手掛ける。

 今回は全国初の展示として、マスクをモチーフにした「Stay Safe」コーナーを設置。水色のマスクで海を模した作品「荒波を乗り越えよう」からはコロナ禍へのメッセージも感じられる。

 空にレモンやリンゴ、ミカンのバルーンがふわりと浮かぶ佐賀オリジナル作品も。ほかにも、ブラシを稲に見立てた稲刈り風景など、思わずクスッと笑ってしまう小さな世界が広がる。

 田中さんは「日常の風景でも視点を変えれば面白く見える。そういった世界を楽しんで」と話す。

 開館時間は午前9時半から午後6時。月曜休館。「GoToイベント」対象のため、観覧料は2割引きで一般千円、中高生800円、小学生400円。(福本真理)

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