地元の窯元に作ってもらったマイ茶わんに羽釜で炊いた新米を盛り、ポーズを取る武雄北中生=武雄市の同校

地元の窯元に作ってもらったマイ茶わんに羽釜で炊いた新米を盛り、ポーズを取る武雄北中生=武雄市の同校

地元の窯元に作ってもらったマイ茶わんで、羽釜で炊いた新米を楽しむ武雄北中生=武雄市の同校

 小中学生に地元の窯元の茶わんと地場産の新米をプレゼントする「米(マイ)ちゃわん大作戦」が、武雄市で行われている。コロナ禍で需要が減った窯元や農家を支援し、小中学生には郷土の伝統産業を実感してもらう取り組み。武雄の焼き物と米づくりについてまとめたDVDも制作して配っている。

 新型コロナ支援策と郷土学習を兼ねた“一石二鳥”の事業で、約4600人の小中学生と教職員約400人に市内の41窯元が茶わんを作り、農業者は新米2合ずつを届けている。予算は2千万円。11月の食育月間に合わせ、授業でDVDを視聴したり、窯主や生産農家を招いたりして各校で工夫している。

 武雄北中では24日、全員分の茶わんを作った丸田宣政窯の丸田延親さんを招いて贈呈式があった。生徒の代表に北川政次副市長が「素晴らしい焼き物とおいしいお米があることを宣伝して」と茶わんを贈り、丸田さんは「一生の宝物として大事に使ってもらえれば」と呼び掛けた。

 生徒たちは丸田さんも登場するDVDで「窯の中の酸素の量で器の色が変わる」「焼くと大きさが18%ほど小さくなる」といった苦労話や、お米日本一コンテストで金賞を受賞している橘町の農家の「水分値25%で収穫して14%まで乾燥させる」などの生産方法を学び、試食に臨んだ。

 絵唐津や刷毛目(はけめ)、鉄絵が施された茶わんに羽釜で炊いた新米を盛り、地元の漬け物店の奈良漬やたくあんを頰張った。「お米が甘くてめっちゃおいしい」「これが刷毛目かな。気に入ったから大切にする」と喜んでいた。(小野靖久)

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