鳥栖市は26日、新型コロナウイルスの対策本部会議を3カ月ぶりに開いた。11月以降、市内で感染が確認されるケースが増えていることを受けての対応で、橋本康志市長が市民向けにメッセージを出し、忘新年会での感染予防や家庭内感染への注意を呼び掛けた。
市内では11月25日までに累計で45件の感染が確認され、約3分の1に当たる16件が11月以降に集中している。市担当者は最近の傾向として「会食時や仲間内、家族間など、マスクを外したり気を緩めたりする場所での感染が増えている」と説明した。
橋本市長はメッセージで忘新年会の際もマスク着用などの感染予防策を徹底し、体調が悪いときは家庭内でも感染予防を意識するよう求めた。(樋渡光憲)