鮮度保持剤を手掛けるベンチャー「炭化」(佐賀市富士町、月井剛社長)が佐賀地裁から12日に破産開始決定を受けた。申請時の負債総額は約1億9860万円。

 同社は2012年、炭化物の製造、加工、販売を目的に鹿島市で設立。14年に前社長が事業を引き継ぎ、15年に富士町に本社を移した。竹炭などを用いた鮮度保持剤の製造販売を手掛け、同年に九州ニュービジネス協議会の起業家大賞を受けるなどしたが、生産体制が整わずに経費が先行し、19年10月期まで3期連続で毎年約4千万円の当期純損失を計上した。

 20年3月には前社長が辞任し、東京都の経営コンサルティング会社が立て直しを図ったが、事業継続が困難となった。(東京商工リサーチ佐賀支店調べ)

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