訓練で名前やけががないか聞き、社会福祉協議会に電話する中学生たち=吉野ヶ里町中央公民館前

訓練通報を受けて駆けつけ、状況などを聞き取る神埼署員と訓練参加者=吉野ヶ里町三田川庁舎前

 認知症で困っている人が事件や事故に巻き込まれることを未然に防ごうと、「温かい声かけ訓練」が24日、吉野ヶ里町三田川庁舎周辺であった。通りかかった中学生や住民ら約20人が参加、声の掛け方や関係機関への連絡の手順などを確認した。

 例年は複数班に分かれて、町内各地で訓練を行ってきたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、人数を絞って、複数回実施する。参加者は、三田川庁舎周辺の道端やバス停などに座り込んだ「認知症役」に、声をかけ、社会福祉協議会や警察に電話で連絡して、状況を伝えた。神埼署が協力し、通報を受けて署員が駆けつけた。

 帰宅途中に参加した三田川中3年の於保南海さんは「学校で養成講座を受けた時は簡単だと思っていたが、実際に声を掛けるのは勇気が必要だった。困っている人を見かけたら声を掛けたい」と話した。

 訓練は吉野ヶ里町社協が中心となり毎年実施。これまでも幅広く啓発する狙いで、訓練を行う場所に居合わせた人に参加を呼び掛ける形式で実施している。(西浦福紗)

このエントリーをはてなブックマークに追加