伊万里市の建設業「川内産業」が22日、有田町の大山小で親子木工教室を開いた。立部薫会長(66)や従業員計6人からプロの技を教わり、6年生と保護者約80人が好みの本立てやティッシュボックスなどを作った。
「ものづくりを通して思い出づくりをしてほしい」(立部会長)と、同社そばの山代東小で10年ほど前から、大山小では校区内に立部会長の自宅がある縁で3年前から始めた。同社が板材を提供し、道具も用意した。
親子は事前に考えた設計図を基に、のこぎりの使い方、釘の打ち方を教わって製作。従業員に電動工具でイニシャルや花形に板を切り取ってもらい、オリジナルの作品に仕上げて喜ぶ姿もみられた。長さを変えられるスライド式の本立てを両親と作った森栞菜(かんな)さんは「教え方が分かりやすく、楽しく作れた。長く使いたい」と出来栄えに満足していた。(古賀真理子)