人気浪曲師の玉川奈々福さんの浪曲会が29日午後5時半から、佐賀市の浪漫座で開かれる。三味線を弾く曲師は、幼少期を武雄市北方町で過ごした沢村豊子さん(83)が務め、古典と新作を披露する。

 “浪花節(なにわぶし)”とも言われる浪曲は、落語や講談と並ぶ語り芸とされる。玉川さんの浪曲会は2016年に始まり、今年で5回目。玉川さんは95年に曲師として入門し、01年から浪曲師としても活動を始めた。沢村さんは11歳の頃、佐賀市材木町にあった佐賀劇場(1966年に閉館)の楽屋で三味線を弾いていたところを浪曲師に見込まれ、上京。故村田英雄や故三波春夫の三味線を弾いたこともある。

 発起人の田辺淳子さんは「新型コロナウィルスの影響で佐賀公演前後の公演は中止になっている。高齢の沢村さんは“今年が最後かも”とも言っており、貴重な機会。ぜひ聞いてほしい」と話す。

 チケットは1ドリンク付きで前売り3千円(当日3500円)。佐賀市のシアターシエマなどで取り扱っている。予約や問い合わせは田辺さん、電話090(5283)9883。(福本真理)

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