定置網の手入れをする野﨑清美さん

 私が住んでいる高島は、唐津湾中部にあり、宝当(ほうとう)桟橋がある松浦川河口から北に約2キロの沖に位置する島です。島の周囲は約3キロ、集落は南側にあり、現在208人(4月1日現在)が暮らしています。

 高島にはお参りをすると宝くじが当たると人気の宝当神社があり、宝くじシーズンには多くのファンが訪れます。その宝当神社と言われるようになったきっかけは、「高島塩」が作られていた明治時代にさかのぼります。「島の繁栄」を約束する物として、島民たちにとって塩は高島の寶(たから)であったことから「寶當(ほうとう)神社」と命名したという歴史があります。宝くじ購入の際には、高島に来てみてはいかがですか。

 私は、30歳で生まれ育った島に戻り、父の小型定置網漁を手伝うようになりました。「株式会社新航丸」と法人化し、現在高島の「海の駅」で、定置網で取れた魚の干物や観光客向けの土産物の販売も手掛けるようになりました。

 島の課題は多くありますが、私ができることは少子高齢化による漁師の担い手不足を解消することと考え、増え続ける空き家を再生し、古民家民泊として使えるような施設をつくろうと活動しています。

 高島での歴史ある塩作りや、漁業、農業体験などを通じて島を体感してもらい、島民との触れ合いができる場所にしたいという思いでいます。民泊を通じて島に来てもらうことで、移住者の誘致にもつながるのではないかと考えています。

 島の漁業、農業を守り、未来につなげることで皆が豊かに住み続けられる島づくりを、これから頑張っていきたいです。

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