山口祥義知事と県教育委員会が意見を交わした県総合教育会議=佐賀県庁

 山口祥義知事と佐賀県教育委員会が教育行政について話し合う県総合教育会議が24日、佐賀県庁で開かれた。校則や校風を含めた学校運営について山口知事は「画一的である必要はなく、個性があっていい」と述べ、生徒の県外流出を防ぐため、特色ある学校づくりを促した。

 2020年3月に卒業した中学生のうち、県外から県内の高校へ入学したのは437人、県内から県外の高校へ流出したのは470人で、県外への流出が上回った。県境にある学校やセラミック科がある有田工など、特色がある学校で県外からの入学が多いという。

 これを踏まえ、山口知事は学校運営について「まだら模様で、もっと自由でいい」と提案した。落合裕二教育長も「もっと自由にやっていいと、われわれが発信していくことで変わっていく」と期待を込めた。

 県立高の人事異動は、教員が7~8年ごと、校長は2~3年ごとが多いという。教育委員や山口知事らからは、教員が頻繁に異動することで、学校の独自色が育まれにくいことへの懸念が示された。(岩本大志)

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