多久市役所

 多久市は、放課後児童クラブ(学童保育)の利用料を、2021年度に引き上げる条例改正案を30日開会予定の定例議会に提出する。支援員の人件費増が主な理由で、可決されれば、通年利用の平日料金(8月を除く)は現行より千円増の月額2500円になる。

 利用料の引き上げは1998年度、15年度に続き3度目。長期休業時だけの利用の場合、7月は千円増の2500円に、冬休みと春休みは期間中の利用料をそれぞれ300円増の千円に改める。8月は通年、休業時利用のいずれも3千円を4千円に引き上げる。

 支援員23人は全て非正規職員で、本年度から待遇改善を目的とした「会計年度任用職員」に移行した。通勤手当や期末手当が新たに支給されることになり、人件費は19年度に比べ約1450万円増え、21年度も増加する見通しという。

 19年度の運営費は3624万円で、利用料収入は734万円。近年は利用者も増えて費用が膨らみ、不足分を補う市の支出が増えていた。市教育委員会によると、現行の利用料は佐賀県内の10市で最も低く「保護者負担の適正化を図るためにも、他市に近い水準に改定したい」としている。

 本年度の学童保育の利用登録者数は小学1~6年生までの約300人。21年度は利用料の引き上げで380万円の収入増を見込んでいる。(谷口大輔)

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